産後は体質改善の絶好のチャンスと言われますが、そう言われるのは、出産時に骨盤が広がり、緩んでいる状態が回復していく段階にあるからです。
骨盤のゆがみは、全身のスタイルのバランスを崩すのはもちろん、下半身太り、下半身のむくみの原因にもなります。
産後おばさん体形になってしまいやすいのは、骨盤が歪んだままの状態だからですね（それと、骨盤周辺の筋肉の緩みによるものです）。
なので、産後の特性を最大限に生かして、出産後すぐから骨盤ダイエットに取り組んで、正しい骨盤の位置に戻してあげることと、出産によって損傷または緩んでしまった骨盤周辺の筋肉（腹筋や骨盤底筋群）のケアをしてあげることが、きれいな体系を作るポイントになります。
産後骨盤ダイエットの本を1冊手元に置いて使い倒すのが良いです
私のおすすめは山田光敏さんの産後骨盤ダイエットという本なのですが、産後の自分の体が今どのような状態なのか？がわかり、その上でのエクササイズが書かれているので、ただ漠然と運動するのとは違い、自分の体に向き合って体を回復させ、しかもダイエットやスタイルをきれいにできるという意味でお気に入りの1冊です。
骨盤ダイエットは毎日続けて効果を出すものなので、本やDVDなどを１つ持っているといいと思います。アマゾンなどで骨盤ダイエットで検索をかけるとたくさんの書籍がでてきますが、産後に行うのであれば、必ず産後に特化した骨盤ダイエットの本を買うようにしたほうがいいです。
なぜなら、産後は普通の状態とは違い、お産直後は体力は消耗し、骨盤や骨盤周辺の筋肉も損傷し緩んでいる状態なので、初めから過度な骨盤ダイエットは行えないからです。
産後骨盤ダイエットを行えるのはいつから
特に問題がなければ、出産翌日から開始します。
ただし、上にも書いたように初めから過度な骨盤ダイエットは行えませんので、簡単なエクササイズから始めることになります。
私の場合は、双子を自然分娩して体力の消耗も半端ではなく、次の日になってやっと這って歩けるような状態。
同じころ双子を産んだ他のママは次の日も歩くことはできず、おしっこの管を入れてもらっていたので、私はまだ這ってでも歩けるだけよかったかもしれませんが、そんなような状態だったので、翌日からのエクササイズはとても無理でした。
結局きちんと始められたのが産後４～5か月経ってからです。（母乳だったため、夜も交互に1～2時間おきに起きておっぱいで、本当もう気が狂う寸前だったので、エクササイズどころじゃなかったです。涙）
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産後骨盤ダイエットの効果
やってみての感想は、これは本当にもっと早くからやってればよかったな～と思いました。エクササイズは徐々に徐々にステップアップしていくのですが、初めのうちはダイエット効果というよりも体の回復具合が手に取るようにわかって効果を実感できました。
いつもよりも体が動かしやすくなっているとか、特に腹筋、お腹の筋肉がエクササイズしているときにも感じられるようになってきたり、産後尿漏れもあったのですが、これをやるようになってから尿漏れも収まったりと、骨盤の矯正や筋肉の回復がされてきていることを実感でき、これだけ効果が感じられると毎日のエクササイズも苦なく取り組むことができました。
産後かなり太ってしまったため、このあと本格的なダイエットをすることになるのですが、その時もこの産後骨盤ダイエットは変わらず続けていました。
ダイエットを本格的にして思ったのが、ダイエットは何か一つでダイエットはできないということです。食事だけでもダメだし、運動だけやってもダメ。色々な方面からの働きかけができて、初めてきれいにダイエットできるのだということです。
そのときにも役立ったのが、この産後骨盤ダイエットです。もっと言ってしまえば、今は全く産後でもなんでもないけれど、この産後骨盤ダイエットで学んだエクササイズがいまだに役に立っています。
要は骨盤ダイエットは、骨盤がうまく矯正されるように働きかけるストレッチといったようなものなので、産後問わずにラジオ体操やストレッチをするかのように日常に簡単に取り入れやすいエクササイズです。
なので出産を期に、ぜひ骨盤ダイエットを一度学んでみて、効果を実感してこれからの健康維持に役立ててほしいと思います。
