最近、春めいてきたな~と思っていたら、今日は雪がちらちら舞い降っています。
小学生の長女は、春が待ち遠しくて、今朝、私に内緒でスニーカーを履いていきました。アスファルトにはまだ雪が積もっているというのに・・・。
いつもは玄関で「いってきます!」と言ってからドアから出ていくのに、今日は、私が玄関に行ったときにはすでにもうドアから出ていて、顔だけ出して笑顔で「行ってきます!」と言ってパッっと走って出て行きました。。。
出た後に気付きました…。
玄関に冬靴がちゃんと並んであることに。。
子供は春が待ち遠しい
つい最近まで赤ちゃんだったはずの双子も、もう3歳です。
読む絵本も、だいぶ内容のしっかりしたものも集中して読めるようになってきました。
なので今日は、2歳でおすすめしていたものよりも、少し字数があって内容も少し考えたり、感じ取ってほしいものを選んでみました。
双子たちもお姉ちゃんと一緒で、春が待ち遠しく、まだ寒いのに、春物のジャンパーを着たがったりします…。
そんな春を待ち遠しく思う気持ちは、まだ雪深い森の動物たちも同じ『はなをくんくん』。
うちの双子も今からもう「ピクニックに行きたい!」と騒いでいます。きっとこの絵本を読んだからでしょう。。。『おでかけのまえに』。
森のきりかぶとかわいい動物たちのお話し。ほんわか温かな気持ちになれるところが、なんとなく春の心地よさに似ています。『きりかぶ』。
今日はこの3冊の本をご紹介します。
森の動物たちも春が待ち遠しいんだね『はなを くんくん』
この絵本は、私が生まれるよりもまだ前からある本で、随分と長く読み継がれている絵本です。
白黒でシンプルな絵本ですが、その白黒のみのシンプルさが余計に森の雪深さを感じさせ、まだ寒い森の大自然の中に引き込まれます。
そんな大自然の厳しい寒さの中、木や地面の中で眠っていた動物たちが、わずかな春の匂いを嗅ぎつけ、はなをくんくんさせ、巣から出てきます。
みんな春を探しに出てきます。
そして、みんなで見つけました。春を…。
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お弁当もって家族みんなでピクニックに行こう!『おでかけのまえに』
この絵本は、うちの三女が大好きでよく読んでいます。
ピクニックに行く前の朝の時間が描かれています。
自分も子供時代に経験した何気ない一コマがそこに描かれていて、懐かしく胸が少しキュッとなる絵本です。
あやこはピクニックにに行きたくてうずうずしています。
悪気はないのだけれど、待ちきれないばかりに、お手伝いをしようとお弁当をぐちゃぐちゃにしてしまったり、お父さんのバッグを片付けようとしたら余計に汚くしちゃったり・・・と、こんな具合に朝の身支度の時間に、数々の失敗を繰り返します。
これがきっと子供の心を掴むのでしょうね。
そして、お母さんが本当優しい。
こんなに失敗しても愛情いっぱい優しく受け止めてくれます。
最後のページです。
これ見ると、家族でピクニックに絶対行きたくなっちゃいますよ♪
森のたくさんの友達が気付かせてくれたよ、自分は独りぼっちじゃない、まだまだみんなの役に立てるということを『きりかぶ』
こんなに立派で、こかげを作ったり、雨宿りの屋根になったり、みんなの役にたっていた、木が、歳をとり、きりかぶになりました。
すっか役に立たなくなってしまった…と悲しんでいる切り株のところへ、何も知らない動物たちは、次々に遊びにきます。
うさぎや、りすやねずみなどのたくさんの動物たちが、きりかぶの上でコマをやったり、お茶会をしたり、ロープをまきつけなわとびをしたり…と。
そして最後にはねずみの結婚式のステージにもなります。
きりかぶは森のみんなから、「自分は必要とされていて、自分は役立たずなんかじゃない、これからもまだまだみんなの役に立ちたい」そんな気付きをもらいました。
きりかぶと森の動物たちとの暖かく楽しい交流を見ていると、こちらもお外に飛び出したくなるような、仲間に入れてもらいたくなるような、そんなほんわか温かな絵本です。